たけうち特許事務所

IT・AI・通信・ビジネスモデル・ゲーム・機械制御などソフトウェア専門のリモート対応型特許事務所 イラストでわかりやすく解説します。初心者、投資家、大学の皆さんの相談も歓迎致します。


特許活動の流れ


特許出願は、特許活動の一部です。
「儲かる、パターンA」(「特許活動の狙い」)になるための特許活動の流れを見てみましょう。
注意:わかりやすくするために簡略化しています。実際のビジネスに関しては、さまざまな事情に左右されますので、必ず弁理士などの専門家にご相談ください。

イラストの説明

まず、イラスト中のパーツについて説明します。
ライオン(先行企業)は、新製品や新サービスを開発しながら、事業を前進させます。
ここでいうサービスは、WEBサーバが提供するサービスのように、技術的なものを意味します。
カートは、前進する事業を表します。

ライオン(先行企業)は、開発した新製品や新サービスを守るために、特許出願します。
走行するカート(事業)から投げられるダイナマイトは、特許出願したことを表します。

ダイナマイトの爆発は、特許されたことを表します。
爆発でできた穴は、ライオン(先行企業)が取った特許権を表します。
ひよこ(自社)は、穴(特許権)がじゃまで、ライオンの後を追えなくなります。

企業がやるべきこと

企業が行うべき特許活動をは、「よける」「追う」「抜く」の3ステップです。

「よける」

ひよこ(自社)は、まず、ライオン(先行企業)の穴(特許権)をよけましょう。
特許調査で、ライオンの穴を調べます。
穴をよけないで進むと、「儲からない、パターンD」(「特許活動の狙い」)になってしまいます。

「追う」

ひよこ(自社)は、あきらめずに、ライオン(先行企業)の製品やサービスの代わりになる代替案を開発しましょう。
代替製品や代替サービスでユーザに納得してもらえれば、一応勝負できます。
知財力だけでなく、営業力や資金力などの総合的な争いになるでしょう。

「抜く」

ひよこ(自社)は、新しい製品や新しいサービスを開発して、ライオン(先行企業)より前に出ましょう。
特許出願で、新製品や新サービスを守ります。
ライオンやタヌキ(ライバル企業)が追いかけてこないようにするのがポイントです。
これで、「儲かる、パターンA」(「特許活動の狙い」)になります。
こうして、抜きつ、抜かれつ、の追いかけっこが続きます。

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